ICLクリニックの探し方/選び方
ICL術後19年目のリアル

ICLクリニックの探し方/選び方

ICL(フェイキックIOL)手術を検討する場合、まずは信頼できる病院を探すことが第一歩です。

私は2007年に南青山アイクリニック横浜(現みなとみらいアイクリニック)にてフェイキックIOL(ICL)手術を受けました。 当時はICLに対応できる病院はごく限られており、長期の術後経過情報もほぼ見つけられない状況でした。 この記事では「もし2026年の現在、自分がICL手術を受けるとしたらどのような基準で病院を探すか」という観点で、選定ポイントをまとめました。

病院選びの5つのチェック基準

眼科医院受診イメージ

まずはWeb上で調べられる「4つの事前スクリーニング条件」で対象を絞り込み、最終的には現地「適応検査や説明会での対応」を経て決定するのが最も確実なステップです。 私の場合、3軒で適応検査を受けた上でクリニックを決めました。

1. ライセンス種類と症例数

まず大前提として、ICL(フェイキックIOL)手術は、眼科専門医であることに加え、認定医資格(ライセンス)を持つ医師のみが可能です。 眼科医であれば誰でも手術できるという訳ではありません。 認定医資格(ライセンス)制度は、眼内レンズのメーカー或いはその代理店等によって運営されています。 例えば、ICLはスターサージカル社、IPCLはイギリス・EyeOL社(日本では医療機器専門商社のアットワーキング社)…といった具合です。

また、ICL(フェイキックIOL)は執刀医の技術やレンズ選定、サイズや度数のフィッティングの精度が、術後の満足度を左右します。 特に熟練の執刀医を探したい場合、メーカー認定医制度における【指導医(インストラクター)ライセンス】を持つ医師に絞って探すという方法があります。 こうした医師のライセンス情報は、クリニックWebサイトの執刀医紹介ページなどで確認することができます。

2. 保証・アフターケア体制が整っていること

フェイキックIOL費用イメージ

手術後、レンズ交換が必要になった場合や、合併症が発生した際の保証制度があるかを確認します。 対象期間や費用負担の有無がポイントとなります。 また、緊急時の連絡窓口や受付時間、連絡方法についても確認しておきましょう。

なお術後の検診費用については、一定期間(3年程度)は手術費用に含まれている場合が多いです。 以降の検診費用は自己負担となるのが一般的ですが、概ね年1回・約3,000円前後が目安です(私が通院している病院の場合)。

会社や学校での健康診断に、視力検査が含まれているケースは多いと思います。 が、視力検査のみでは術後検診の代わりとはなりません。 視力の他、眼圧/角膜内皮細胞数など目の状態を多角的に確認するには、専門医での眼科検診が必要です。初期段階では自覚症状がない目の不具合も多いため、術後の定期健診は必ず受診されることを強くお勧めします。

3. 費用が予算内であること

フェイキックIOL費用イメージ

ICL手術は自由診療(保険適用外)のため、費用相場(強度近視想定)はおよそ50万円〜と高額です。 医療費控除や確定申告等で実質負担を軽減できる場合もありますが、これらは基本的に【事後補填】の形式であるため、事前にお手元での準備が必要です。 必要に応じて医療ローン(分割払い)の活用も検討し、無理のない計画を立てましょう。

なおICL手術は高価なイメージがありますが、術後のランニングコストが基本不要(年1回の検診費用程度)であるため、一定期間で比較すると実は経済的と見ることもできます。

近視矯正4方法の年間コストイメージ

眼鏡は3万円のものを3年に一度買い替える/1日使い捨てコンタクトレンズはコンタクトのアイシティさんによる概算値/レーシックとICLは20年間想定でコスト計算しました。


4. 無理せず通える場所にあること

眼科医院玄関イメージ

手術当日だけでなく、事前の適応検査や術後の定期検診(翌日、1週間後、1ヶ月後、3か月後、年1回〜など)で何度も通院する必要があります。 遠方の病院を選ぶ場合は、仕事や学校のスケジュール調整に無理がないかも考慮されることをお勧めします。

ステップ2:適応検査・説明会での最終確認

上記の4条件で病院を絞り込んだら、次は現地での適応検査受診です。 Web上の情報だけでは見えない「クリニック内の雰囲気」や「スタッフ・医師の姿勢」を確認することができます。 「病院までのアクセス」も是非チェックして下さい。 私の場合、手術日もひとりで通院する予定だったため、乗車時間帯の電車の混雑具合まで確認しました…。

5. 医師・看護師の対応に安心感があること

眼科医院受診イメージ

最後にして、最重要のチェック項目です。 どんなに症例数が豊富で熟練した技術を持つ医師であっても、信頼関係がなければ大切な目の手術をお願いする気にはなれないでしょう(手術では眼球にメスが入ります!)。私自身、元々はレーシックを受けるつもりで適応検査を受けたものの、診断内容や医師の対応に強い疑問を感じ、結果として3つの病院で適応検査を受けました。

専門医相手であっても、気後れする必要はありません。 疑問や不安に対して誠実かつ納得のいく説明をしてくれるか、リスクについても包み隠さず話してくれるかをしっかり見極めましょう(参考:適応検査時の質問チェックリスト)。少しでも違和感や疑問を覚えた場合は即断を避け、セカンドオピニオンの検討(別の病院での適応検査受診)をお勧めします。

PRICLの疑問